2007年08月04日

She’s the One(彼女は最高)・・・エドワード・バーンズ

廉価版DVDの「彼女は最高」と「ブロンドライフ」を見つけて買ってきた。「彼女は最高」は最近レンタルで、「ブロンドライフ」は公開時に既に見ているのだが手元に置きたかったので。二つの共通点は、エドワード・バーンズ。「ブロンドライフ」では俳優としての出演だが、「彼女は最高」は、エドの本領、監督・出演している作品で大好きな作品だ。最近のDVDには監督や出演者の音声解説がついているのが多くて楽しいが、もちろんこの映画にもエドの解説がついている。エドの音声解説は、インディーズ映画製作のノウハウ版になっていて普通の音声解説とはまた違っているのがおかしい。

エドが95年のサンダンスでグランプリをとって一躍有名になった処女作「マクマレン兄弟」で、一目惚れしてからずっとファン。しかし実は、無名な人には珍しく映画を観る前にテレビでその姿を見ていた。その時は普通に見ていたのだけど、それでも印象に残っていて、映画で惚れてしまった後は、あの時録画しておけば〜と後悔した。というのも当時BSでアメリカのエンターティメント番組『E!』をやっていて毎週見ていたのだが、その番組のNYクルーだったエドの映画がサンダンスで話題になり辞めるというので、その前に番組クルーだったということで特集しインタビューもされていたのだ。映画はまだ日本じゃ話題にもあがってなかったし、当時けっこうぽっちゃりしていたエドの魅力は情報番組にチラッと出演じゃわからなかったんだよね。だけど当時日本でまだやっていたサンダンス映画祭(本場サンダンス映画祭の受賞作や話題の映画を上映してた)の映画リストで一押し映画だったこの映画を観たら、すっかり忘れていた『E!』のことを思い出したってわけ。

私はサンダンス映画祭でその声(あのかすれ声がたまらん!)と容姿&作品に惚れてしまったので、その後のゆうばり映画祭にもこの映画が上映されてエドも来日するというので行ったのだが、結局エドは来なかった。おかげで最初で最後のゆうばり映画祭体験はできたが、わざわざ行ったのに、と凄いがっかりしたんだよね。その後も来日したことはないから、日本に興味はないんだろうと思う。

ところで、エンタメ番組にかかわっていたからかどうか、いくらサンダンスで話題になったとはいえ、まだ2作目でしかも地味な作品なのにこの映画のキャストは充実しているなあと思う。まあ日本じゃ知名度は高くないけどアメリカじゃ絶大な人気があるジェニファー・アニストンを起用したり(まあ日本でも最近は知名度がアップしたけど)渋いジョン・マホーニーを起用したりできたのは人脈があったのかなあと思う。(当時やはり知名度は高くなかったキャメロン・ディアスの映画2作目でもある)たぶんそれはエドがカメラマンだったからだと思う。映画だろうが何だろうが、映像関係の仕事は責任者(監督)の次に重要なスタッフといえばカメラマンだし、エンタメ番組でカメラに向かって喋ればカメラマンには嫌でも目がいく。それにエンタメ系の人はよく撮って欲しいからカメラマンへの態度は良いと聞いたことがある。だから、例えばスタッフの一員として顔だけしか覚えてないとしても、あのカメラマンをしていましたと言えば、話が繋がりやすかったんじゃないかと思う。そうでなければ、賞を取った後の映画会社からの大金でのオファーを蹴って、堅実に2作目には資金が少し充実したインディーズ作品を選んだエドの映画のキャスト決定は難航したんじゃないかと思う。というのも賞を撮ったからといって仕事がバンバン来るわけじゃないし映画製作の進行がスムーズにいくわけではないというのはよく聞く話だし、エドも解説で言っているからだ。一方で映画会社からの押しつけもかわさなけりゃいけないのに、弟役と妻役には「マクマレン兄弟」でも弟役と恋人役をやったマイク・マックグローンとマクシーヌ・バーンズを起用している。確か以前解説を聞いた時にもその話をしていたような気がするので、やはりこの二人にこだわっていたのだと思う。

そんなカメラマンをしながら貯めたお金で自主制作での1作目を撮り、2作目も大作をやめて自主映画を撮ったりしたりとかの堅実さは、やはりエンタメ番組に関わっていたからこそ色んな情報が入って学んだ堅実さかなと思う。ところが、エドの堅実さは女性関係には当てはまらなくて、「マクマレン兄弟」で恋人役をやり恋人になったマクシーヌと結婚したのだが、離婚。その後はしょっちゅうゴシップ欄に名前が出るようになった。まああれだけかっこいいからモテるのも分かるんだけど(あれだけ顔が良くて背も高いモデルのような監督は見たことがないから)、あまりにも頻繁過ぎてなんだよ〜!って思ってたことも。だけど彼の映画にはアイルランド系とカソリックという、自身のアイデンティティーのこだわりが必ず出てくるから、離婚はしないと思っていたのにあっさり離婚してしまったのには驚いた。けど、つきあう人がみなモデルタイプの長身というのが共通している。まあ本人が188pの長身だから、やはり相手にも釣合う女性がいいのはわかるけど、例えば「ブロンドライフ」で共演のアンジェリーナ・ジョリーはやはり長身だけど全然タイプじゃないはず、と想像できちゃう。

長くゴシップを賑わせたヘザー・グラハムと別れた後、今では元祖スーパ・モデルの一人クリスティ・ターリントンと結婚して子供が二人もいる。それにエドが68年生まれでクリスティーが69年生まれと年の差がないのが好感もてる。(顔がいいせいか初めて見たとき白人にしては凄く幼く見えたので68年生まれと最近知って驚いた。まあ最近は年相応に見えるけど)幸せそうで逆にクリスティーが羨ましい。今花王のシャンプーSegretaのCMでジュニファー・ロペスの歌が流れるたびに、画面に写ったクリスティーをエドワードの妻め〜と眺めている。クリスティーが日本に来た時は、もしやエドも一緒に来た?なんて思ったり。自分は興味なくても妻が来れば一緒に来てるかも?なんてね。ところで結局再婚したのは、モデルの上に顔が面長で髪の色も茶色のクリスティーだから最初の妻マクシーヌと同タイプ。ある意味、エドってわかりやすいのかも。まあそれは彼の自主映画の脚本が彼の脚本による私生活風だからでもあるのだけど。

それにしても日本での知名度がいまいちなせいか、公開作が少ないしDVDで紹介もされなくなっているのが悔しいところ。俳優としての出演や雇われ監督の場合も資金調達用なためかあまり選んでないようで、大ヒットの映画になってない。大ヒット映画になれば、知名度がアップして過去の彼の映画もDVD化されやすいんだけどなあ〜。最近では「ホリディ」に出ていたが、あれはどうみてもキャメロン・ディアスのための友情出演みたいでワンシーンしかなかったからなあ。これだけNYと人間ドラマにこだわって映画を作り続けているエドは、いつの間にか第二のウッディ・アレン化しているし、彼の映画作りはどんどん続いているから、そのうちブレイクするんじゃないかと思う。だから、いろいろな版権をとっておくなら今のうちだと思うのだけど、どうよ映画会社さん?ちなみに今のところ見た中でのマイベストは「サイドウォークオブNY」。
posted by anne at 12:16| Comment(0) | TrackBack(1) | 1968年生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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