2007年08月01日

教科書に採用して欲しい大塚ひかりの本

今図書館で何冊か借りている本の中に大塚ひかりの本がある。すでに何冊か持っているのだが、図書館に読んでない本があったので、借りてきた。

借りてきたのは「美男の立身、ブ男の逆襲」「いつから私は対象外の女」「歯医者が怖い」。
今まで読んだのは「源氏物語の身体測定」「カラダで感じる源氏物語」「源氏の男はみんなサイテー」「ブス論で読む源氏物語」「感情を出せない源氏の人々」「太古、ブスは女神だった」「面白いほどよくわかる源氏物語」「愛とまぐはひの古事記」だ。途中で読み終わってないものもあるが、この人の本は面白い。これらの題名をみると分かる通り、主に古典を題材にいろんなことを論じている。大塚ひかりの本を読んでいると、あの「源氏物語」が違う本に思えてくる。なにしろ大塚ひかりは、光源氏をロリコンの変態と言ってしまうのだ。いや光源氏だけではない柏木も薫もボロクソに言われている。しかも日本武尊は女装好きのホモっぽい人で、残虐な奴となってしまう。しかし、読むとなるほどな、と思うから面白い。そうなると麗人どころか変態オンパレードの源氏物語だし、英雄物語ではなく、ゲイの古事記とかになってしまう。

その視点は現代人ならではのもの。そのいじり方は、同人誌等で突っ込まれるヒーロー・ヒロインに通じるものがあると思う(同人誌あまり読んだことはないが)その感覚がやはり現代人のしかも同世代人ならではかな?と思う。(本の著者紹介にしっかり1961年生まれと書かれている。)だって古典をそんな堂々とこんな風にいじるなんて、漫画やなんかの原作用以外は今まではありえなかったのではないかと思う。いや、全くなかったとは言わない。小説やなんかでいじられることはあったと思うが、それは本を読まなけりゃ分からなかった。しかし、大塚ひかりの本は、もう題名を見た瞬間に、えっなに?となる。しかもいま‘いじる’と書いたが実際は現代風に解釈して見せているわけで、そこが面白い。

そんなわけで「源氏物語」を読んだことのない私も古典が読めれば、という気にさせてくれる。古文と漢文と物理は私が授業を受けたいと楽しみにしていた科目なんだけど、実際に授業が始まったらいずれもわからなくてすぐあきらめた科目でもある。まあ物理はしょうがないにしても、国語だけは全然勉強しなくてもいい点がとれた私は(文法は除く)、古文と漢文は特に期待していたんだよね。私は今でも最初の先生がよくなかったんだよなあと思っている。だってやる気十分にあった生徒が、やる気をなくす授業なんてね。今思うと、当時両方の先生はただ授業をこなしているタイプの教え方だった。しかしそんなタイプの先生って平均的な日本の先生なんだよね、きっと。だからまあ結局のところ、それについていけなかった私の頭が悪いんだろうけど。

でも、そんな頭悪い生徒がいても、大塚ひかりの本を副教材に使えば、生徒の掴みはOKなんじゃなかろうか?あの当時この本があれば良かったのにと思うけど、何しろ大塚ひかりは同世代だから、それは無理だった。でも同世代だからこそ、より同世代の時代感で書かれているこの本は私にとって面白いのかもしれないなあと思うし、同世代でこういう本を書いている人がいるんだなあとうれしくもなるし、例によって焦りもする。

まあそんなわけで、教科書の副読本にはぜひ大塚ひかりを採用して欲しい。まあ古典は以外とあけすけな内容が多いし、大塚ひかりの本ではそれを取り上げていることも多いので使用箇所は限られるだろうけどね。それとぜひ、大塚ひかり訳源氏物語が読みたい、といつも思っているんである。私は「あさきゆめみし」と大塚ひかりの本でしか源氏物語を知らないのだ。いつか読みたいとは前から思っているので、せっかくだからこれだけ源氏物語について論じているんだから、大塚ひかり版が読みたい。いやもう準備しているのかも?なんて思っているのだが。同世代だから、時間はまだたくさんあるだろうし、もしまだならいかかでしょう?大塚ひかりさん。

posted by anne at 02:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 1961年生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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