2007年06月22日

アンネ・フランク

アンネ・フランク公園がパリにできたそうだ。なぜパリに出来たのかはわからないけど。

アンネと言えば凄く強い印象を残した少女だ。確か私が「アンネの日記」を読んだのは中学二年のときで、同年代の彼女の早熟さと老成さに驚いて影響されて付け出した日記にも大人びたことを書いた記憶がある。しかし、当時でも戦時下で隠れ住んでいるという異常な状態にいた彼女のような考えはできないし、一生無理だろうとわかっていた。たぶん今読んでもきっと大人びた彼女より、現在の私のほうが子供だと思う。もう彼女の親の年代になってしまっているのに。

そういえば好きな本は時間を空けて読み返すのが好きなのに、まだこの本は読み返してないからまた読み返したいな。その時はぜひ父親のオットーが発表させなかった部分も加えた完全版が読みたいものだ。微妙な年頃だったティーンエィジャーのアンネが性的なことを書いていたのを出版の際に削除したのは、当時の時代背景からよくわかるが、もしその部分までが公開されていたら、戦時下の日記としてだけでなく、成長期のティーンエイジャーの心の動きまで分かって良かったんじゃないかと思う。成長期だった私がそこを読めたら、同じティーンエイジャーとして随分助けになったと思うので、当時同世代の時に読めなかったのが残念だ。

今の10代の子達もアンネ・フランクを読むのだろうか? だとしたらやはり完全版で読んで欲しいものだ。完全版が翻訳されているのかどうか知らないけど、ティーンエイジャーの頃は性的な関心が高まる時期だから、そういう年代にこそやはり同年代の日記がいいのだと思う。アンネの日記には、母親と姉との関係等、父親との関係、男の子との関係、思春期の悩み等、閉ざされた場所にいたのに、普通の子が今でも直面する普遍的な問題が全てある。そこでいろいろなことを考えているのが書かれているからこそ、「アンネの日記」はいいのだと思う。

現代の子供達は私がその年代だった時よりも早熟だけど、早熟なのと心の成長は必ずしも正比例してないんだよね。だから早熟な子達でもこの本が与える影響は大きいと思う。私は当時色んなことを日記に吐き出した。人に言えないことも日記には書けた。思春期の悩みなんて大人になってから振り返ると、なんでそんなことで悩んだんだろう?というものが結構多いものだ。しかし、いつだって当事者にとってはどんな些細な問題でも大問題。だからこそ、そういう悩み多い子に読んで欲しいな。アンネと同じ状況の子なんていないけれども、いつだって誰にだってなんかしら悩みはある。だからそこから読み取れるものがきっとあると思う。たぶん今の私が読んだら、昔読んだ時と違うものが読み取れるように、今読んでいる時に必要なものが読み取れるはず。読書とはそんなものだよね。

↓アンネ・フランク公園誕生のニュース
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2242942/1713547
posted by anne at 23:43| Comment(0) | TrackBack(1) | 子供時代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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