去年、大塚ひかりについては教科書に採用して欲しいと書いた時に、源氏物語を訳して欲しいと書いていたぐらい待っていたので、私としては願い叶ったり。ありがとうございます〜

大塚ひかり版は全6巻出る予定らしい。で、文庫本に各巻の構成が書いてあったり、江川達也との対談が載っている「源氏物語新聞」という1枚ペラの折り込み用紙が挟まっていたのだけど、その構成に載っている付録が、流石大塚ひかり印なんである。
最初は普通に内裏図や装束、宗教背景等なんだけど、3巻からの付録が光源氏のセックス年表、平安貴族の懐事情、薫のセックスレス年表、とかなんである。今までこんな物なかったでしょ?そんなわけで、登場人物達の趣味の図録も、普通の趣味じゃないんじゃないか?と期待(?)してしまうんである。
その源氏物語新聞の対談タイトルだって、『「源氏物語」はやっぱりエロい』だもん。らしい。しかし、なんで江川達也?って思ったら、「漫画版源氏物語」を書いているからだそうな。実はこの人最初知ったときから、その漫画の画風や容貌(失礼ですが・・・)もあって全然好きになれないなあって感じの人だったんだけど、タモリ倶楽部に良く出るのでなんとなく嫌いじゃなくなっている人。テレビに出始めの頃は、無理矢理喋っている感があったけど、今じゃ慣れたせいかそういう感じも減ったし。が、それでもこの人の漫画を読むことはないだろうなあ、というか考えてこともなかったのに、この源氏物語新聞を読んでいたら、江川達也版も読みたくなってしまった下世話な私である。(ちなみに江川氏大塚ひかりと同じ1961年生まれ。対談もしやすかっただろうなあ。)
ついでに大塚さんで検索したらブログまでみつけてしまった。「大塚ひかりのポポ手日記」これはもうお気に入りに入れるしかない。今って同時代の作家の動向を困難風に知ることができてつくづく美味しい時代だ。
この源氏物語は3巻まで毎月、以降は隔月刊行。次が出るまでには毎回読み終わらせておきたいなあ。これで私も「あさきゆめみし」ではなく「源氏物語」読みましたと言えるようになるわけだよ。ふふふ。
※最近書こうと書こうと思って書きかけでアップしてないこのブログなんだけど、これはそうだ、書いとかなきゃ!ってさっき買ってあった文庫本を持って思って慌てて書きました。